【エルデンリング考察】セルブスの正体は?なぜ死んだのか、ピディとの関係と「傀儡」の秘め事をわかりやすく解説
セルブスの正体は、召使いピディが操っていた傀儡だったと考えています。ピディは死に際に、自分を襲う者たちを「私の傀儡」と呼び、同じ時にセルブスは傀儡と同じ姿で動かなくなっているからです。セルブスが死んだのは、ラニを傀儡にしようとした企みの末に、傀儡師であるピディが自分の傀儡たちに殺されたためです。誰がそうさせたのかは書かれていませんが、ラニの仕業と読むのが自然だと思います。
セルブスってどんな人?
湖のリエーニエ、ラニの魔術師塔の近くにある塔に住む、魔術教授です。ラニに仕えていて、主人公がラニに仕えると最初に顔を合わせます。
…君がラニの推薦かね まあ、話は聞いているよ 私はセルブス。魔術教授だ 田舎者の褪せ人に、彼女が何を期待しているのかは知らないが 不運にも、同じ主に仕えることになってしまったのだ
—— セルブスのセリフ
初対面から見下した態度で、主人公を「君」と呼び、「田舎者」と言い放ちます。プレイヤーの多くが、最初から何か企んでいると感じた人物でしょう。
実際、セルブスは企んでいました。そして最後は、自分の塔で、ひざまずいたまま死んでいます。
セルブスは何を企んでいたの?
セルブスが最初に頼んでくるのは、ネフェリという女戦士に薬を飲ませることです。
君にひとつ、使いを頼もうじゃないか ネフェリという女を探し出し、ある薬を飲ませるのだ
—— セルブスのセリフ
この薬を飲んだ者は眠りに落ち、セルブスの「傀儡」になります。セルブスは、人を傀儡に変えて集めていたのです。
…君ね、傀儡を愛でるのは、よいものだよ
—— セルブスのセリフ
傀儡たちの説明文には、セルブスの好みがそのまま書かれています。
セルブスのお気に入りの傀儡 純粋で、故に心折れた戦士の傀儡 原石は、原石であるが故に傷つきやすく だからこそ、特に愛でる価値もあろう
—— ネフェリ・ルーの傀儡
ひたすらに醜く、忌まわしいこの傀儡は だがその絶望故に、愛でる価値がある
—— 糞喰いの傀儡
美しいものも醜いものも、心が折れたものも絶望したものも、等しく「愛でる」。セルブスはそういう傀儡師でした。
本当の狙いはラニだった?
そうです。セルブスの「秘め事」の最終目標は、主であるラニを傀儡にすることでした。
…君、秘め事に興味はあるかね? 最上の傀儡、それをこの手で愛でるための …ラニをも欺く、秘め事だ
—— セルブスのセリフ
そのために必要だったのが、琥珀の星光です。
星光が運命を司るとすれば 琥珀色のそれは、神々の運命であるとされ 特別な精薬の材料となる
—— 琥珀の星光
神々の運命から作った精薬なら、デミゴッドさえ虜にできる。セルブスはそう考えました。
それがあれば、我が精薬は甘く艶めき …デミゴッドすらも、きっと虜にするだろう
—— セルブスのセリフ
皮肉なのは、ラニはすでに自分の体を捨てて、人形の体に宿っていることです。人形を傀儡にしようとしていたわけです。
主人公がその精薬をラニに飲ませようとすると、ラニはすべてを見抜きます。
…不快な目覚めだ 思いあがった下卑には、いつだってうんざりさせられる …残念だよ。まさかお前から、そんなものを感じるとは セルブスごときに唆され、のこのこと卑劣な薬を持ち込んで 私をどうかできると、本気で思ったのか?
—— ラニのセリフ
セルブスはなぜ死んだの?
精薬をラニに飲ませようとしたあと、または主人公がラニに指殺しの刃を渡したあと。どちらの場合でも、セルブスは自分の塔で死んでいるのが見つかります。その姿は、彼が集めていた傀儡たちと同じ、ひざまずいた姿です。
同じ時、塔の地下にある倉庫で、もう一人が死んでいます。カーリア家の召使い、ピディです。主人公が倉庫に近づくと、ピディが何者かに襲われる声が聞こえます。
ぎゃっ! ぎゃあっ! やめておくれ、やめておくれ… お前たちは私の傀儡、あんなに愛してあげたじゃないか なのに忘れてしまったのか?あの幸福を
—— ピディのセリフ
「お前たちは私の傀儡」。 ピディを襲っていたのは、傀儡たちでした。そしてピディは、その傀儡たちの主として死んでいきます。
セルブスの正体はピディだった?
ここがセルブス考察の一番のポイントです。
傀儡を集め、愛でていたのはセルブスのはずでした。ところが死に際に「私の傀儡」と叫んだのは、ピディでした。そして、ピディが死ぬのと同じ時に、セルブスは傀儡と同じ姿で動かなくなっています。
ピディが初めて主人公に会ったときの、最初の一言にも引っかかりがあります。
…ひいっ き、きみ…、いえ、貴方様は…
—— ピディのセリフ
ピディは主人公を、思わず「きみ」と呼びかけてから「貴方様」と言い直しています。主人公を「君」と呼ぶのは、セルブスの口癖でした。
ここから考えられるのが、セルブスはピディが操る傀儡で、本当の傀儡師はピディだったという説です。
個人的には、この説が一番しっくりきています。
- ピディは自分を襲う者たちを「私の傀儡」と呼んでいる
- ピディとセルブスは同じタイミングで死ぬ
- セルブスの死体は、傀儡と同じ姿をしている
- ピディは初対面で、セルブスと同じ呼び方をしかけている
傀儡を「愛でる」ことにこだわった傀儡師が、自分自身も傀儡として表に出ていた。そう考えると、セルブスの不自然な尊大さも、操り手が演じていた役のように見えてきます。
ちなみに英語版Wikiによると、ゲームのデータの中でもピディのセリフはセルブスのセリフの中に置かれていて、声を担当している声優も同じだそうです。ゲーム内の描写ではないので根拠には数えませんが、作り手の意図を感じる点です。
誰がピディを殺させたの?
テキストには書かれていません。ただ、ピディとセルブスが死ぬタイミングは、どちらもラニに関わる出来事のあとです。精薬を飲ませようとしたあとか、指殺しの刃を渡したあと。
ラニはセルブスの企みを見抜いていました。そして指殺しの刃を手に入れたことで、もうセルブスを使う必要もなくなった。傀儡たちを主に向けさせることができる者がいたとすれば、それは魔女ラニでしょう。
傀儡師が、自分の傀儡に殺される。ラニらしい、冷たい裁き方だと思います。
ネフェリはどうなるの?
セルブスに頼まれた薬をネフェリに飲ませると、ネフェリは傀儡になってしまいます。ただし、ネフェリに渡す前に円卓のギデオンに薬を見せると、ギデオンが処分してくれて、ネフェリは傀儡にならずに済みます。
傀儡になったネフェリは、ピディの倉庫で霊体として手に入ります。説明文にある「純粋で、故に心折れた戦士」という言葉は、ネフェリ本人の生き方を知っていると、なおさら重く響きます。
まだわからないこと
正直に書いておきます。
ピディとセルブスがいつから、どういう関係だったのかは語られていません。セルブスが学院を追放されたセレンの世話をしたという話は、セルブス本人の口から語られます。それがセルブス自身の過去なのか、傀儡を通じたピディの過去なのかはわかりません。
ラニがピディを殺させたというのも推理です。傀儡たちが自ら主に逆らったのかもしれません。
そして、セルブスの傀儡にされた人々が、ピディの死のあとどうなったのか。ゲームはそこまでは描いていません。