考察ノート

【エルデンリング考察】ラダゴンの正体は?マリカとの関係とエルデの獣説をわかりやすく解説

更新: 2026-10-05
結論から言うと

ラダゴンはマリカと同じ体を持つ「もう一人」で、その正体はエルデの獣、つまり大いなる意志が狭間に送り込んだ黄金律の化身だと考えています。ラスボス戦で獣に変わるのも、カーリアでの不可解な行動も、そう考えると一本の線でつながるからです。ただ、ゲーム内に「ラダゴン=エルデの獣」と書かれた一文はありません。ここは推理です。

ラダゴンってそもそも誰?

ラスボス戦の前半で戦う、赤い髪の大男です。

もとはカーリア王家と戦った黄金樹側の英雄でした。戦争のあと、敵だった満月の女王レナラと結婚します。二人の間には三人の子が生まれました。のちに星砕きの将軍となるラダーン、冒涜の君主ライカード、そして月の王女ラニです。

ところがラダゴンは、その後レナラのもとを去り、王都でマリカの夫になります。二代目のエルデの王です。子どもたちもこのとき、マリカの義理の子としてデミゴッドになりました。

ラダーンは、レナラとラダゴンの子の一人である 彼らは、ラダゴンが女王マリカの王配となった時 外戚としてデミゴッドとなった

—— ラダーンの大ルーン

敵国の女王と結婚し、その国を離れて、今度は神の伴侶になる。経歴だけ並べても、普通の英雄ではありません。

魔術も祈祷も使えたのはなぜ?

ラダゴンは、魔術と祈祷の両方を修めた珍しい人物です。タリスマン「ラダゴンの肖像」に、こう書かれています。

赤髪のラダゴンは カーリアのレナラの夫として魔術を修め 女王マリカの夫として祈祷を修めたという 英雄は、完全たるを目指したのだ

—— ラダゴンの肖像

「完全たるを目指した」。この一言が、ラダゴンを読み解く鍵だと思います。

魔術は星と月、つまりカーリアの側の力です。祈祷は黄金樹の側の力。ラダゴンは結婚相手を変えるたびに、その相手の力を自分のものにしていきました。英雄の向上心とも読めますが、何かを集めて回っていたようにも見えます。

レナラとの結婚は本気だったの?

ここが一番の謎です。

ラダゴンが黄金律の象徴として鍛えた大剣には、レナラの面影が残されています。

黄金律原理主義を掲げた王配ラダゴンが 象徴として鍛え上げた「伝説の武器」のひとつ そこには、最初の妻レナラから贈られた 大剣の面影があるという

—— 黄金律の大剣

王都に移ったあとも、最初の妻からの贈り物を手放さなかった。こう読むと、レナラへの気持ちは本物だったように思えます。

去るときには、レナラに琥珀のタマゴを残していきました。全知のギデオンが、レナラについて「ラダゴンから琥珀のタマゴを贈られただけの者」という言い方をしています。レナラは残されたこのタマゴを抱いたまま、学院の大書庫で「産まれ直し」を繰り返すことになります。

なぜレナラを置いて去ったのか。その理由は、ゲームのどこにも書かれていません。

カーリアで何をしたの?

一方で、カーリアでのラダゴンには冷たい顔もあります。

レナラの夫となったラダゴンが カーリアの魔術教授たちに強いたもの 我が事は、すべて秘匿と心得よ

—— 秘匿の仮面

口を黄金の糸で縫い塞いだ仮面です。和平のための結婚だったはずなのに、相手の国の学者たちに口止めをさせている。

何を隠したかったのか。後で触れる「マリカと同じ体」という秘密を考えると、つじつまが合います。ラダゴンは、自分の正体を知られるわけにはいかなかったのでしょう。

マリカと同一人物ってどういうこと?

王都ローデイルには、ラダゴンの巨大な像があります。この像の前で回帰性原理という祈祷を使うと、像の姿がラダゴンからマリカに変わります。

回帰性原理は、あらゆる擬態の正体を暴く祈祷です。

あらゆる状態異常と、特殊な効果を消し去り あらゆる擬態の正体を暴く

—— 回帰性原理

その祈祷でラダゴンの像を照らすと、マリカが現れる。ラダゴンはマリカの「擬態」の一つだった、と読めます。

結びの教会にいる司祭ミリエルも、ラダゴンには秘密があり、像を作った彫刻家がその秘密を像に隠したという話をしてくれます。

決定的なのは、マリカ自身の言葉です。

おお、ラダゴンよ、黄金律の犬よ お前はまだ、私ではない。まだ、神ではない さあ、共に砕けようぞ!我が半身よ!

—— 女王マリカの言葉

「我が半身」と呼んでいます。同じ体を持つ、というところまでは確定と見ていいと思います。

ただし二人は仲がいいわけではありません。マリカはラダゴンを「黄金律の犬」と呼び、まだ自分ではない、まだ神ではないと突き放しています。そして最後には、共に砕けようと言う。ひとつの体に、考えのまったく違う二人が同居している。そんな関係です。

「黄金律原理主義」って何?

ラダゴンが掲げた思想です。黄金律をすべての土台とし、それ以外を認めない、という考え方でした。

先ほどの回帰性原理の説明の続きに、その中身が書かれています。

原理主義は、黄金律を二つの力で説明する それ即ち回帰と因果であり、回帰とは 万物が不易に収斂しようとする、意味の引力である

—— 回帰性原理

すべてのものは、変わらない一つの形に戻ろうとする。そういう世界観です。

マリカが「黄金律の犬」と呼んだのは、この思想のことだと思います。黄金律に忠実すぎる番犬。マリカのほうは、のちにその黄金律そのものを砕いてしまいます。

正体はエルデの獣じゃないか説

ここからが本題です。

ラダゴンは単なる「マリカのもう一つの人格」では終わらない。正体はエルデの獣、つまりエルデンリングそのものではないか、という説があります。個人的にはこの説が一番しっくりきています。

ラダゴンをめぐる二つの説を並べた図

ボスの姿が変わるパターンから

ラダゴンを倒すとムービーが入って、そのままエルデの獣戦が始まります。

エルデンリングには、この「倒すと姿が変わる」ボスが他にもいます。獣の司祭は黒き剣のマリケスに、ゴッドフレイはホーラ・ルーに変わります。どちらも見た目が変わっただけで、中身は同じ人物です。

だとすれば、ラダゴンとエルデの獣も同じ存在と考えるほうが素直です。ラダゴン戦とエルデの獣戦だけ、このパターンから外れる理由が見当たりません。

エルデの獣とは何か

エルデの獣を倒すと手に入る追憶には、獣の正体が書かれています。

それは、大いなる意志の眷獣であり 律たる概念の具現であった

—— エルデの追憶

大いなる意志の使い。そして、律という考え方そのものが形になったもの。

ラダゴンが掲げたのは黄金律原理主義でした。律を誰よりも重んじた男の正体が、律の具現だった。そう考えると、きれいに重なります。

ラダゴンの刻印から

もう一つ、ラダゴンの名を持つアイテムに気になる説明があります。

刻印は、神に見出された者が 生涯の使命を与えられた証である

—— ラダゴンの刻印

ラダゴンの印は、神に見出され、使命を与えられた者の証。ラダゴンもまた、大いなる意志から何かの役目を負わされていたのではないか。そう読めます。

カーリアでの行動から

そう考えると、カーリアでのラダゴンの行動も見え方が変わります。

和平のための結婚なのに、魔術教授たちの口を縫い塞がせた。魔術を修めたあと、レナラにタマゴを残して去った。そして次は、マリカの夫として祈祷を修めた。

ラダゴンが大いなる意志の使いで、「完全な律」を作るために両方の力を集めていたのだとしたらどうでしょう。カーリアで子をもうけたのも、レナラのもとを去ったのも、全部その使命のためだった、と読めてしまいます。

それでも黄金律の大剣にはレナラの面影を残した。使命と、本人の気持ちのあいだで揺れていたのかもしれません。

「ただの別人格」で終わらせない理由

別人格説が間違っているわけではありません。マリカの「我が半身よ」という言葉だけで成り立つので、むしろ堅実な読み方です。

引っかかるのは、そこで止めると説明のつかないことが残る点です。最終戦でなぜ獣になるのか。なぜ律の具現である獣と、律の原理主義者がつながっているのか。カーリアでなぜあんな態度をとったのか。この三つに答えを出せるのが、エルデの獣説でした。

決め手があるわけじゃない

ここは正直に書いておきます。

「ラダゴンの正体はエルデの獣である」と書かれたテキストは、ゲームのどこにもありません。アイテムの説明文やセリフをつなぎ合わせた推理です。

レナラのもとを去った理由もそうです。琥珀のタマゴを残したことは語られていますが、なぜ去ったのかは誰も言っていません。そこから先は想像になります。

それでも、バラバラだった出来事が一つにつながる感覚は、フロムゲーの考察の一番おもしろいところだと思います。2周目にラダゴン関連のアイテムを拾ったら、説明文をじっくり読み直してみると見え方が変わるかもしれません。

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黄金律原理主義 エルデの獣

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